出産レポート

ママ1年目の奮闘

 私の初めての出産経過を記録したいと思います!ありのままに不安に感じたことや、もっとこうしたら良かったことなども振り返ります。私個人の一例にはなりますが、参考になれば嬉しいです♪

ずばり出産を楽にする秘訣は!?

 両親学級でお産を和らげる方法をいくつか事前に学んでいました!実際に経験してみて、これは効果あったぞ!と思うのは、ずばり呼吸方法と、ツボ押しです。

呼吸方法

 ヒッヒッフーで有名な呼吸方法がラマーズ法です。お産といえばヒッヒッフーという呼吸法。良く聞きませんか?私もこの方法で行うことがスタンダードだと思っていたのですが、実はこれ陣痛が弱い時や、いきんだ後に行う方法のようです。

 一方で陣痛が強くなっている時に大事なのはソフロロジー法です!ソフロロジー法とは、なるべく長く、ろうそくを吹き消すようなイメージで「フー」と息を吐く方法です。ポイントは長く吐き続けること。

痛みを感じると無意識に「グッ」と息を止めてしまいがちです。そうすると、まだ子宮口が開いていないタイミングにいきんでしまい、会陰や赤ちゃんの負担になります。また、息を止め酸素を吸えなくなると、赤ちゃんへも酸素が行き届かなくなり、酸素不足になってしまします。

そのため、痛みを分散させることや、赤ちゃんに酸素を送るためにも「息を吸う」ということは大切なのです。しかし、思ったより意識的に息を吸うことが難しかったりします。そこでソフロロジー法の出番です。前述のように息をすべて吐ききることによって、勝手に「はぁっ!」と大きく吸えるようになるのです!

ツボ押し

じりょう

 もうひとつはツボ押し。こちらも事前に産院で教えていただき、足のくるぶしや甲の部分、手の親指と人差し指の間などいくつかありましたが、やはり効くのは定番の腰!次髎(じりょう)と呼ばれる仙骨上にある部分です。

 良くテニスボールで押すといいと言われますね。

 私は旦那に付き添いをお願いしたので、出産までずーっとこの次髎を押してもらいました。ほんっとうに痛みが緩和されます。馬鹿にできません。

前駆陣痛から産院に行くまで

 私は切迫ぎみになっていたので、妊娠37週まではできるだけ自宅で安静にして過ごしていました。

やっと37週になった時、散歩するぞー、体動かすぞー!と思い、できるだけ散歩をしたり、お家の大掃除をしました。大掃除といっても重い物を持つのは止めて、とにかく拭き掃除や棚の整理など行っていました。

前駆陣痛ってどんな感じ?

 いよいよ予定日になり、お昼を食べてゆっくり過ごしている頃でした。『あれ?痛い、かな?んーでも生理痛みたいな?これが前駆陣痛?』となんとなーくお腹に痛みを感じてきました。私は生理痛より少し長く、痛いような感覚でした。

一応、痛みの間隔を計っておこうと記録してみます。7分、5分、13分、8分、20分…。10分間隔になったら連絡するように言われていたけど、ばらつきはあれど10分以内でくることが多い。これは連絡するべきか迷いました。13時頃に痛くなり始めたので、少し様子を見て旦那にも相談し、15時頃に一度産院へ連絡しました。

助産師
助産師

まだ感覚にばらつきがあるので、

もう少し間隔が一定になったら連絡してください。

今すぐ来ても、待機する時間が長くなります。

食べられたら、ご飯も食べてきてくださいね。

まな
まな

まだ、そこまで痛くないし、身支度整えたいから

お家でゆっくりしてようかな!

産院に行くまでの手段

 ちょうど予定日にもしかしたら産まれるかもね、なんて言って旦那が休みをとっていたので、私は旦那に車を運転してもらい産院まで行きました。ファインプレーですね!笑 自宅から産院まで車で10分程度の距離だったので、上記のように待機の時間が長くなるかもと言われ、自宅でしばらく過ごすことにしました。

 旦那が仕事だった時に備えて、事前に陣痛タクシーと呼ばれるものも予約していました。予定日や連絡先などを簡単に入力するだけなので、タクシーは予約しておくことにこしたことはないです!24時間対応ではなかったのですが、夜は旦那も帰ってきているし、日中の陣痛や破水に備えて準備していました。

シャワーは浴びた方がいいのか

 15時頃に産院に連絡し、まだ様子を見ても大丈夫そうとのことだったので、17時頃にシャワーを浴びることにしました。一応、産院にも確認したところ、破水していなかったので、入浴でなければOKと許可を頂きました。SNSで出産についての情報収集をしていると、出産は大量に汗をかくから、事前にシャワーは浴びた方が良いと言っている方が多かったので、私もシャワーを浴びることにしました。

これが本当に大正解!私の出産時期は6月末頃だったのですが、出産時とても汗をかきました。汗

出産後、しばらくして冷静になると身体がベトベトな状態に不快感が出てきます。大抵の場合は出産当日にシャワーを浴びることはできません。そこで是非、持っていってほしいのが汗拭きシートです!

 翌日になればシャワーは入れます。しかし先着予約制で、好きな時間に入れる訳ではないので、汗拭きシートはあってよかったです。

いよいよ産院へ出発!

 荷物の最終確認を済ませ、軽くサンドイッチを食べようとした、18時頃。『うーーーん、痛い!』

ぎゅーっと絞られているような痛みに変わり、いよいよ座って居られなくなりました。私の場合は四つん這いの姿勢が楽だったので、痛みがきたら四つん這いになり、引いたらサンドイッチを食べを繰り返して、食べ終わってから、産院に再度連絡しました。(あぐらをかくと楽な人もいるそうです)

助産師
助産師

まだ時間みても良さそうかな。

もしかしたら準備室で待機になる

こともありますがどうしますか?

まな
まな

もう結構痛くて、

見ていほしいので行きます!

 許可を頂き旦那の運転で産院まで行きました。車に乗っているときも、駐車場から産院まで歩いている時もとにかく痛い!前屈みになり陣痛に耐えながら、なんとか到着しました。

いよいよ出産

 産院について、分娩室へ移動し、子宮口の状態を見てもらいました。来たときは、まだまだ開いてない状態だったようです。そのため助産師さんから「まだまだ時間かかると思うから、旦那さんには一旦帰ってもらおうか」と言われ、すぐさようならに。

まな
まな

初産だし、ここから10時間とかかかるのかな~

結構痛いけど、まだまだなのかも。つらいな。

隣から、なにやら声が…

 今のうちにペットボトルにストロー付きのキャップを装着して、メガネは手の届くところに置いてと冷静に準備していました。陣痛がない時はとにかく休むと聞いていたので、とにかくリラーックスしてすごそうと思っていました。ところが…

 リラックスできたのは、ほんの一時。実はカーテンを挟んだ隣に、私よりもお産が進んできている人がいまして、「痛いーーーーい!!」と叫び出してきたのです!

内心、『えぇ!?そんなに叫ぶの!?大丈夫なのかな』とハラハラして恐ろしい気持ちになりました。笑 私もそこそこ痛みが強くなってはいたので、これ以上は痛くならないだろうなと思い、『痛みに弱い人・強い人っているよな~』と他人事のように考えていました。私はどちらかといえば痛みに強い方だから、叫びはしないだろうと高をくくっていたんですね。

隣の助産師
隣の助産師

息を吐くのよ、止めないよー!

痛いよね、はい、今は休んでねー

はい!いま息んでー!

隣で助産師さんがこのように声がけをしており、『こうやってお産って進んでいくのかーなるほど』と考えている余裕がありました。その2時間後、無事にお隣の方から、可愛い赤ちゃんの声が聞こえ、私もほっとしました。

 私が産院に来たのは19時前頃。旦那は帰ってしまい、助産時さんもずっと隣にいるわけではないので心細い気持ちがありました。その上、隣から「痛ーい!」と聞こえて、こんな恐ろしいことあるか!と思いましたが、カーテンの向こうで隣の方も頑張っている様子を肌で感じて、次は自分なんだ!頑張るぞ!という気持ちになれたことはよかったです。

忘れ物ではなく、持ってきてしまったもの

 隣の方が出産を終えた頃、私も陣痛が痛くなってきました。私の心の叫びは以下です。

まな
まな

痛い!え、ものすごく痛い!?まだそんなに時間経ってないよね?

今何時?何分間隔なの?無理!無理!すーーーごく痛い!

これは助産師さん呼ばないと、どうにもならない!

 こうして助産師さんを呼び、子宮口が4-5cm程度開いていることを確認してもらいました。なかなか進みも良いとのことで旦那の付き添いの許可もでました!

それまではスマホを触る余裕があったのですが、痛すぎて「お産進んでるからもう来て」しか文字を打てなかったです。絵文字はもちろん、それ以上の文章を打てませんでした。

 そしてここからが事件です。旦那が到着した頃、助産師さんが来て「付き添い許可の書類の場所分かりますか?」と聞かれたのです。痛みに耐えながら『付き添い許可の紙?もう!痛いのに!旦那くんなんで分からないのよ』なーんて心の中で人のせいにしていましたが「はっ!私のバックの中だ!」と思い出しました。笑 旦那に持たせるべき書類まで、自分の荷物に入れてしまっていたのです。

気づいた瞬間、くっそーーーーと落胆しました。なぜならその書類は、5mほど廊下を歩いた距離にあったからです。普段ならなんでもない距離ですが、もう今までに味わったことのない痛みが押し寄せてきて、一歩も動けないくらいだったので、まさかそこまで歩かないといけないの!?と自分に怒りがこみ上げてきました。

それでも自分で設定した暗証番号を入力するタイプのロッカーだったので、自分で書類を取りにいかねばならず、ロッカーまでなんとか歩いて、なんとか鍵を開けて、大きなバックから書類を探り、やっと旦那に渡しました。本当につらかったです。笑

 結果、この動いた後約5時間で出産できたので、このロッカーまで歩いたことによってお産が進んだのでは!?と思っています。笑 こういったハプニングがない限り、分娩台から降りることはなかったと思うので、私の中ではかなりの失敗ですが、今思えばお産が進んだ良いきっかけでした。

旦那の付き添い

 私は妊娠中、前々から旦那に付き添いを依頼していました。お産は私一人で行うものじゃなくて、二人で協力して行うものという認識を持ってほしかったですし、単純に初産で心細かったのでお願いしました。付き添いのためには、両親学級に参加することが条件でした。そこで、呼吸方法や腰のツボ押し、赤ちゃんの抱っこの仕方などを旦那と一緒に学べたこともとても良かったです。

 よくSNSでは「居ても変わらない」「余計なことするから邪魔」などと否定的な意見もチラホラありましたが、実際に付き添いをしてもらって、私は大大大感謝でした!!

正直、一連のお産の中で『今じゃない!』って思うこともありました。笑 でもそんなことより、腰を3~4時間ぶっ通しで押してくれたことに大感謝でした。私は腰のツボ押しで陣痛の痛みがびっくりするくらい緩和されたので、あれがなければもっと何倍もつらかっただろうなと思います。旦那が隣にいてくれるだけで、安心感がありましたし、私の陣痛に耐える姿・出産する姿・赤ちゃんが生まれる瞬間を隣で見て、出産は本当にすごいことなんだと、一緒に同じ時間を共有できたことが何より大切な時間でした。

分娩時間

 結果、私の分娩までの時間は約8時間でした。初産では早い方なのではないでしょうか。10時間越えは覚悟していたので、良かったなと安堵しています。今振り返って、8時間だったんだなと長く感じますが、あのときの私の体感では半分の4時間ぐらいでした。

おそらく、私はお産の進みが早かったので、痛くなるまでが早かった気がします。じわじわ痛くなるより、あっという間にもう痛い!という感覚でした。2分陣痛、2分休憩なんてイメージを持っていましたが、体感としては1分毎に波が来ていて、休む暇なんてなかったです。常にフルマックス!痛かったです!

産まれた瞬間

 我が子が産まれた瞬間。全身のこわばっていた力が抜け、はぁ。と脱力したことを覚えています。「やっと産まれた~!!」という感動より、「はぁ、はぁ、産まれたの?」といった感じで、マラソンを走り終えたの感覚に近いです。笑 産声が聞こえて、助産師さんが赤ちゃんを私の胸に抱かせてくれた時、「私の子だ~!産まれてきてくれたんだね~!」とジーンとなりました。

出産後

会陰切開

 出産後しばらくして、ズルッとした感覚が股にあり、おそらく胎盤が出てきたのを感じました。その後、医師に会陰縫合の処置をしてもらい、そこで「あ、会陰切開していたんだ」と気づきました。この会陰縫合が地味に痛かったです。もう陣痛の痛みもなく、冷静になっていたので、糸がスーッと通る感覚も分かり嫌でした。汗

旦那と赤ちゃんと3人の時間

 その後、分娩台の上のまま赤ちゃんと旦那と3人でしばらく過ごす時間を頂きました。1時間ぐらいでしたかね。2人で、「産まれたね!可愛いね!」「出産すごかったね」「体調大丈夫?」「そっちも、ずっと腰押してたけど、手は大丈夫?」なんて言いながら、写真を撮ったりして赤ちゃんを愛でていました。

真夜中での出産だったので、旦那は帰宅し、私も出血量やバイタルのチェックなどを終え部屋へ移動しました。出産は、鼻からスイカが出るほどの痛みと言いますが、それだとわかりにくくないですか?

今、経験した私なら「今までに叫ぶほどの痛みを味わったことがありますか?もしあるならその痛みが6~10時間続くと思ってください。」と具体的に説明しますね。笑 これから出産する人に対して、怖がらせてしまうかもですが、想像より痛いんだと思うくらいが、心の準備としてはちょうど良いのかなと思います。そして、出産を支える人へも、そのぐらい壮絶なことなんだと寄り添っていただけるとありがたいです。

 以上、私の出産レポでした。最後まで見てくださってありがとうございました♪

簡単にまとめてみます!

  • 陣痛を楽にする方法は、ソフロロジー呼吸法次髎(じりょう)のツボ押し
  • 痛いかも?と思ったら陣痛間隔を測ろう!不安な時は、遠慮なく産院へ連絡を!
  • 陣痛タクシーの予約がおすすめ
  • 汗拭きシートも持って行ってね
  • 持ち物チェックは、持っていってはならないものが入っているかもチェック!
  • 陣痛は叫ばずにいられないほどの痛み

これから出産する方、身近に出産する方がいる人へ、少しでも参考になれたら嬉しいです。

子供がすでに大きくなっている方も、我が子が産まれた瞬間を振り返るきっかけにしてみてください。後日、出産後の経過も振り返ってみたいと思います。ではまた!

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