妊娠中の身体の変化
体重の変化
私は身長150cm・体重45kgでBMI19.87の普通体型です。正確には私の妊娠生活は44.7kgからスタートしました。そして、出産時の体重は57.4kg! つまり最終的に12.7kgの増加となりました!!
私の場合の体重増加してもよい範囲は+10kg~13kgでした。そのため、ギリギリ適正範囲だったことになります。この数字は産院によって方針が異なりなると思います。妊娠中に増えてもよい体重は人によって異なるのでその点に注意してお読みください。高血圧・糖尿病、その他の既往がある人やBMIが元々高い人・低い人など、その人の身体の事情があります。必ず主治医と相談するようにしてください。
本記事では、このぐらいの体型でこのぐらい増えるんだな~。どんな注意が必要なのかな~とあくまで一例として参考にしてください。たった一つの一例です。これが絶対ではありません!!十人十色の妊娠がありますから、是非ご参考までにご覧下さい!
それでは12.7kgまで増加した経緯をご紹介します。私の妊娠中の体重変化は以下の通りです。
- 妊娠初期(~14週まで):44.7kg → 46.4kg 1.7kg増加
- 妊娠中期(14週~27週):46.4kg → 51.9kg 5.5kg増加
- 妊娠後期(27週~40週):51.9kg → 57.4kg 5.5kg増加
私は吐きづわりがなく、食生活はほぼ変わらない状態でした。体重が下がったのは、妊娠10週目の時だけです。下がったといっても0.5kgだけ。笑

赤ちゃんに栄養送らないとだよね!
妊娠が分かってから、赤ちゃんに栄養を送るという名目で普段よりも食べ過ぎてしまいました😭ちなみに妊娠14週では、赤ちゃんの体重は25g程度です。他にも胎盤が完成するため、体重が増加する要素はありますが妊娠初期に1.7kg増加してしまったのは、少し増えすぎだったかも?と思いました。
問題は妊娠中期です。5.5kg増加です。26週の検診時に赤ちゃんは約1000gまで育っていました。赤ちゃんの成長に対して、私の体重の増加スピードが速いので栄養指導を受けることになりました。
ずばり、間食のしすぎでした。白米やおかずの量は問題なかったようですが、間食が多い。私は大のチョコ好きだったのもあり、チョコ菓子やポテトチップスも食べていました。

甘いものが無性に食べたいー😭
でも体重管理も気になる~😓
体重が増えることのリスクは、以下です。
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病
- 帝王切開(巨大児により)
体重が増えなさすぎても、以下のリスクがあります。
- 切迫早産
- 早産
- 貧血および低出生体重児分娩
あるとき、SNSで「検診が終わったご褒美にお菓子♪」という投稿を目にして、私もマネすることにしました!検診は24週までは4週間に1回。28~35週までだと2週間に1回。それ以降は1週間に1回でした。私が気にしだしたのは30週頃からです。検診に合わせて2週間に1回はケーキやポテチなどお菓子を食べても気にしないdayにしました!
ぶっちゃけ、他の日もちょこちょこ食べてはいましたが、チョコひとかけら・まんじゅう1個など制限するようにはしてました。ストレスを溜めないように、かつ体重を気にしながらでしたが、結果十分に体重増加してしまったので自分に甘々でしたね。笑 我が子は3000gないくらいで産まれてきてくれました😊
お腹のふくらみの経過

妊娠10週だとちょっと下っ腹が出てるくらいなので、あまり見た目に変わりはありませんね。

妊娠18週(5ヶ月)で、服なしでお腹がぽこっと出ているのがはっきりと分かるようになりました。しかし、服を着るとそこまで目立たないおおきさかな。

妊娠23週(6ヶ月)。まるっと妊婦さんらしい体型になってきました。妊娠線はありませんでしたが、お腹中央に縦に1本線が見えるようになりました。そしてお腹の産毛が濃くなってきたのを感じました。

妊娠31週(8ヶ月)。まん丸ですね~😊だいぶお腹が重くなってます。
腰痛に悩まされる日々です。😓

妊娠39週(10ヶ月)いよいよ、産まれる直前です。
お腹が突き出ているのが分かりますか?もうパツパツです!
貧血になった
妊婦さんは、赤ちゃんを育てているので、自分の血液が赤ちゃんまで巡ることになります。自分ともう一人分の血液が必要なので妊婦さんにとって貧血はよくあることです。
赤ちゃんの赤血球を作るために、妊婦さんには通常の2倍の鉄が必要と言われています。
そして、貧血が続くと、胎児に以下の影響が出る可能性があります。
- 胎児が正常な成長と発達、特に脳の発達に必要な酸素の十分な供給が受けられなくなることがあります。
- 妊婦に極度の疲労や息切れが生じることがあります。
- 切迫早産のリスクが高くなります。
- 出産後、妊婦の感染のリスクが増大します。
※MSDマニュアルから抜粋
私は産前のHb(ヘモグロビン)値が12.3g/dlから11.0g/dlになりました。通常12.0g/dl以下で貧血と言われているので、妊娠前からやや低めな数値ではありました。妊娠中の場合は初期・後期で11.0g/dl未満。中期で10.5g/dl未満が貧血とされています。
あまり自覚はありませんでしたが、仕事中の直立の状態がきつくて椅子に座らせてもらっていました。元々血圧の上が90台と高くはないので、直立の状態だと血の気が引く感覚がありました。
私は妊娠後期に鉄剤を処方して頂き、産後にも中等度の出血があったので内服していました。鉄剤を内服すると、お通じが黒くなります。
便秘になった
初期症状で困ったのは、便秘でした。思春期の頃に便秘だったことはあります。しかし、そのときとは違ってお腹に赤ちゃんがいるので、あまり腹圧をかけると赤ちゃんによくないのでは!?と不安になりました。また、赤ちゃんが育ってお腹が膨らんでいるのか、はたまた便の貯まりすぎなのか見分けができない問題もありました。笑
主治医に相談し、酸化マグネシウムやピコスルファートナトリウムという緩下剤を処方してもらいました。両方飲んでやっと便秘は解消されるような状態でした。※ちなみに薬局でも下剤は購入することができますが、常駐している薬剤師に妊娠中は医師の処方が必要と言われました。安全のために、普段から診察してもらっている医師に処方してもらう方が良いでしょう。

あんまりスッキリしないな~。
日常的にお腹に便が滞在している感じがしてモヤモヤ🌀
それでもスッキリ便が出る状態ではなかったので、職場や家族・友人に相談してみました。コーン茶が良いとおすすめされましたが、近くにスーパーに見当たらず。食物繊維を摂取することや水分補給などにも気をつけました。
あるとき、職場にいたおばあちゃんが『バナナ忘れちゃった。あれがないと便秘になってダメなのよ私』と言っているのを耳にしました。そのときは、思春期にバナナを食べて、便秘が解消された記憶がなかったので受け流していました。
それでもバナナは栄養もあるし、久しぶりに食べてみようかなぁと、興味半分でバナナを食べてみることにしました。するとあらびっくり!!私の身体にぴったりだったのはなんと「バナナ」だったのです!踏ん張らなくても、健康的な便がするっと出てくるようになり、産後でもバナナは欠かせなくなりました。バナナに感謝です。以後、下剤に頼らなくなったのも嬉しいかぎりです。
陰部の変化
妊娠中期に「カンジダ」なってしまいました。陰部に痒みが出てきて、鏡で確認したところ赤く充血しているのが分かりました。産院に検査してもらい、「カンジダ」という診断でした。
- 体調の崩れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 免疫力の低下
- 衛生状態の悪さ
- 高温多湿の環境
- 腸内の真菌の異常な増殖
私は妊娠中で、ホルモンバランスが変化したこと、免疫力が低下したことなどが原因だったのかなと推測しています。普段と異なる身体の変化で、誰もがなりうる疾患だと聞いて安心しました。いわゆる人から人へ移る性感染症とは異なるので安心してくださいね。
無事に塗り薬をして、痒みも赤みも改善しました。もちろん菌ですから、性交渉も控えた方がいいでしょう。どのタイミングで再開するのかは、産院に相談して見ましょう。通常は治療して1~2週間で改善するようです。私も1週間程度で症状は改善しました。
日常生活での変化
仕事はどうする?
職場にいつ報告する?
妊娠初期では流産する可能性もあり、もしそうなった時に気まずさがあるな…と思っていました。そのため安定期になったら職場に報告することが”普通”だと思っていたのです。しかし、実際にはつわりで体調不良が出現したり、職場の環境によっては早期に報告して、仕事の配分を調整してもらう必要があることが分かりました。
私自身は医療職なので、放射線被曝の可能性や、腹圧がかかる力仕事があるので、早期に(妊娠2ヶ月頃)上司に報告しました。先ほど流産の可能性もあり、もしそうなったら気まずさがあると記述しました。しかし、初期だろうと中期だろうと、妊娠したことには変わりはありません。そして、いざそうなった場合でも身体と心を休ませる時間が必要になるので、いずれにせよ早く報告することにデメリットはないのかも?と思うようになりました。

やっぱり報告するのは早いかな?
つわりはそんなにないけど、コロナや感染症もあるし…。
何よりも子供を安全に育てることが一番だよね。
報告するまでは、やっぱり早すぎかな?という不安や周りの視線が気になりました。私の職場はママの世代が多かったこともあり、大変祝福してくださり、気遣って頂けたのでとても助かりました😭職場の環境にもよりますが、気兼ねなく報告できる環境だとありがたいですね。
いつまで仕事を続けていたの?
当時、夜勤を5回/月入っておりバリバリ働いていました。お腹が張っていても通常運転で仕事を続けていたため、妊娠30週で切迫早産と言われ突然産休に入ることになってしまいました。
本来ならば有給を使用して、産前8週つまり妊娠32週で産休に入るつもりでした。しかし、予定より2週間早くお休みになってしまいました。急な欠勤になってしまい、シフトの調整が大変だったかと思います😥職場にご迷惑をかけてしまい申し訳なかったです。最後まで勤務できず、やるせない気持ちがありました。
しかし、同時にこんな違和感も感じました。

どうして産前6週から休みなんだろう?
お腹が重くて歩くのも、何度も立ち座りするのも大変😥
夜中に起きちゃうことだってある。もっと早くから休みでもいいのに。
と法律に不満も感じました。通常だと産前6週から産休になるので、妊娠34週から産休になります。
周りの経産婦さんに話しを聞くと、有給を使用して産前10週や12週など予定日より2ヶ月前から休んでいる人も多かったです。私は車通勤でしたが、電車通勤だと座れるか分かりませんし、人が混雑する中でお腹を守るのはより一層大変ですよね。現状、法律を変える力がないので、有給を使用する方法が無難かもしれませんね。
切迫早産
私は『切迫早産』と医師から診断され、デスクワークに切り替えるか明日からでも仕事を休むように言われました。職種上、デスクワークにはできないので職場に連絡して翌日から休みを頂くことになりました。私の場合は医師の診断があるため、早くお休みになった分の2週間は傷病手当を貰うことができました。
切迫早産とは、お腹のはりや痛み(子宮収縮)が規則的にあり、子宮の出口(子宮頸管)も開き始めるなど、早産の危険性がさし迫っている状態のことを言います。

私の場合は子宮頸管が3~4cmあれば良いのですが、2cmに短縮していたこと、お腹の張りが定期的にあることで診断されました。
お腹の張りに対しては張り止めの薬を処方され、子宮頸管の長さに対しては安静を指示されました。結果、1週間後の検診では子宮口が3cmに改善されていたので安心しました。
つわりはあった?
吐きづわり・食べづわり
幸いなことに私は比較的、つわりは軽めだったように思います。吐きづわりはなし。軽めな食べづわりがありました。この時期に助かったのは食べ物は『ぐみ』でした!即座に・簡単に・少量を摂取できるので、つわりを回避するためにありがたい存在でした。
ちなみに、つわりの違いは以下の通りです。
吐きづわり:食べたり、飲んだりすると吐き気や気持ち悪さが出てくるつわりのこと。
食べづわり:空腹時に、吐き気や気持ち悪さが出てくるつわりのこと。
つわりは「食」だけなの?
「食」以外でも、香りで気持ち悪くなったり、異常な眠気に襲われたり、胸焼け・ムカムカする・イライラや不安感などの心の不安定さも、つわりの一種です。
新垣結衣さんと星野源さん主演の「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマを知っていますか?このドラマでも、お米の炊ける匂いで吐き気が出現したり、新垣結衣さんが急に泣いてしまうシーンがありました。

私は、眠気と油の匂いが無理だった!
急な不安感で急に涙が出てくることがあったな~
つわりの症状は人それぞれです。赤ちゃんが男女かの違いで、つわりの違いがあるという意見もあるのですが、実は男女でつわり変わるという点は迷信です!!昔からそう言い伝えられて、思い込みで変わったように感じている可能性があります。男女というより、一人目・二人目で体質や年齢・環境などが変化して影響している可能性がありそうです。
つわりに対して研究が進んでいるようですが、現時点ではコントロールする術がまだありません。匂いのあるものを避けたり、食べやすいものを探したり、リラックスできる時間を作ったり、自分に合った対処方法を探しましょう。妊娠によって様々な身体の変化が訪れることを受け止め、身体を労っていきたいですね。
マックのポテトは食べやすい?
つわり中の迷信?の一つに「マクドナルドのポテトは気持ち悪くならずに食べられる」という噂があるのをご存じですか?私は食べづわりではありませんでしたが、妊娠中は油っぽい物が少し苦手でした。ポテトなんて油っぽいに決まっていると思いましたが、普段と同様に美味しく頂きました。
周りの経産婦さん(約5人程度の統計ですが笑)もポテトに絶大な信頼を得ていました。もちろんポテトだけを食べ続けるのは良くないですが、つわりで苦しんでいる時に試して見る価値はあると思います。
葉酸の必要性

妊娠前・妊娠中は葉酸を摂取した方が良いと聞いたことはありませんか?
葉酸はビタミンB群の一種で代謝に関係し、DNA・RNAやタンパク質の生合成を促進する栄養素です。細胞の生産や再生を助けて体の発育に役立ちます。
お腹の赤ちゃんの脳や脊髄(せきずい)の発達異常である「神経管閉鎖障害」のリスクを減らすことができるとされています。
上記記事はアカチャン本舗より抜粋。
上記のように、赤ちゃんの発育に必要な大事なビタミンです。葉酸の必要性は知っていたので、妊娠しても大丈夫!と思った時期から葉酸のサプリメントを飲み始めました。サプリメントにもたくさん種類があって迷いますよね?今までサプリメントに触れたことがなかったので、どのような種類があるのか調べまくりました。笑
今後、サプリメントについてもまとめたいと思います!少々お待ちくださいね。
まとめ
今回は妊娠中の身体の変化についてまとめました。
私の体重は44.7kgからスタートし、出産時の体重は57.4kgになりました。結果12.7kgの増加となりました。妊娠5ヶ月の安定期に入る頃になると、お腹の膨らみが目で分かるようになりました。
妊娠中は貧血や便秘に悩まされました。妊娠中は初期・後期でヘモグロビン(Hb)が11.0g/dl未満。中期で10.5g/dl未満が貧血になります。私もHbが11.0g/dlなったので鉄剤を内服するようになりました。
便秘には酸化マグネシウムとピコスルファートという下剤を処方されましたが、私の身体に合っていたのはまさかの「バナナ」でした。妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスの変化から「カンジダ」になることがあります。心配せずとも、検査をしてしっかり塗り薬を処方通りに塗布していれば、1~2週間ほどで治癒します。
産休に入るタイミングは、つわりや体調の具合や仕事の環境によって異なると思います。感染症・肉体労働・通勤による精神的ストレスなど負担がある場合は早期に職場に妊娠報告した方が良いでしょう。私は妊娠2ヶ月目で報告して調整して頂きました。とくに初めての妊娠だと、これくらい動いても大丈夫だろうと加減が分からないものです。切迫早産・切迫流産の恐れもあるため、お腹の張り具合や腹痛など身体の異変によく耳を傾け、身体を大事にしましょう。
つわりは食べづわり・吐きづわりがあります。その他にも匂い・眠気・胸焼け・イライラ・不安感が増すこともホルモンバランスの変化によるつわりの一種です。つらい時にマックのポテトが助けになることもあります。赤ちゃんの発育のために葉酸を摂取することも忘れてはいけませんね。
妊娠中は体型・食事・精神面・社会的地位など様々なことが変化します。変化することに、時々不安になったり、怖くなることがあります。その変化は小さな赤ちゃんがお腹で一生懸命育っている証拠です。お腹の赤ちゃんも大切ですが、一番は自分自身です。お母さんの健康なくして、赤ちゃんの健康はあり得ません。妊娠は自分自身と向き合う時間でもある、と私は思います。
自分自身を見つめるお手伝いとして、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです♪妊娠生活を楽しんでいきましょう~😊♡
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